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高卒認定とはどのような資格?

高卒認定試験とは、正式名称【高等学校卒業程度認定試験】であり、合格したらその名の通り、「高校卒業者と同程度の学力がある」と認める試験となります。何らかの事情で高校に入学できなかった、卒業できなかった方に対して、資格取得すると、高校卒業者以上が受験できる、大学や専門学校、公務員試験等を受験することができます。この記事では【高卒認定】と【高卒資格】との違いや、高卒認定試験の特徴や概要を紹介していきます。

高卒認定試験とは?

高卒認定とはどのような時に必要となり、取得するまでにどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

高卒認定と高卒資格は同じもの?

「高卒認定」と聞くと「高卒資格」と混合しがちですが、実は大きく違います。高卒認定試験はあくまでも高校卒業者と同等の学力を認定するものであり、学歴上では【中学卒業】となります。高卒認定は、学歴を更新するというよりは、進学や就職試験など次のステップのために取得する資格であると考えてください。最終学歴が【高校卒業】となるのは、高卒資格で、全日制・定時制・通信制のいずれかの高校を卒業することで得ることができます。

高卒認定と大検の違い

「高卒認定試験」と聞くと、「大検」を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。実際に「高卒認定試験」と「大検」は同じものです。文部科学省のHPにも記載があり、平成17年度より大学入学資格検定(大検)は高等学校卒業程度認定試験という名称に変更されています。ただしいくつか変更点もあるので注が必要です。

大学入学資格検定(大検)からの変更点
・試験科目が9科目から8~10科目に(教育改定に伴い変化)
・英語が必修科目となり、家庭等の科目の廃止
・高校在学中も受験可能に

一度高校に在学していた方や現在在学中の方で試験科目の単位を取得している場合、試験科目の免除があります。ただし、合格に必要な全ての科目について免除要件を満たしている場合、全ての科目の免除を受けているからといって合格にはなりません。最低でも1科目は受験して合格点を取らなければ高卒認定試験合格とはなりませんので、ご注意ください。

高卒認定を取得すると大学入試や国家試験が受けられる!

高卒認定試験を取得し、満18歳以上となれば大学入試や専門学校入試の受験資格を得ることができます。それだけではなく、公務員試験や国家資格の受験資格も得ることができますので、取得することで将来の選択肢が広がります。ただし取得しただけでは、学歴は【中学卒業】となりますので、基本的には次のステップへ進むことを前提として受験をお考えください。

取得するまでにかかる費用

受験料は試験科目数によって違います。
受験料は試験科目数によって違います。
4科目以上6科目以下受験 ・・・6,500円
3科目以下受験 ・・・4,500円
受験願書に日本郵政発行の収入印紙を上記金額分購入し、貼り付けて提出となります。

高卒認定試験の形式

高卒認定試験を受けるために必要な条件について解説します。

高卒認定の受験資格

受験する年度末までに満16歳以上となる方は受験が可能となります。例えば令和2年11月の試験を受験したい場合、令和3年3月31日までに16歳の誕生日を迎える方は受験が可能となります。既に高卒資格、大検取得者、すでに高認合格者は受験ができませんので、ご注意ください。

高卒認定の試験科目

8~10科目取得で認定となります。
①国語 ②社会で3~4科目 ③数学 ④理科で2~3科目 ⑤英語

高卒認定の試験日程・出願方法

高卒認定試験は年に2度しかなく、8月と11月に実施されています。出願期間が試験日よりも早く8月実施分は4月~5月上旬に締め切ることが多く、11月分は7月から9月上旬には締め切られます。出願の流れとして、まずは願書を手に入れるところから始まります。
① 直接もらう
②インターネット請求
② 電話請求
以上の3パターンがありますが、②・③の方法だと別途200円程度が発生します。

①の場合は、文部科学省や各都道府県教育委員会、各都道府県の配付場所で入手できますので、まずはお近くの市役所に聞いてみると良いでしょう。提出には願書だけでなく、履歴書や住民票、試験科目免除に伴う書類も必要になりますので、出願期限ぎりぎりに動き出すと間に合わない可能性があります。余裕をもって準備することをおすすめします。また試験会場は全国47都道府県で開催されています。詳しくは文部科学省のHPをご参照ください。

高卒認定の取得は難しい?

高卒認定試験の合格要件や出題範囲などの情報から高卒認定に難易度について解説します。

高卒認定の合格要件

高卒認定の全科目に合格することで資格取得となります。取得率が40%と低いため、難しい試験であると思われがちですが、実際には試験の範囲は中学から高校1年生くらいの基礎問題で、マークシート形式、合格点ラインは50~60点前後と内容から考えるとそれほど難易度が高くはないように見えます。

取得率が低くなる理由は、8~10科目合格しなければならないという試験科目の数にあります。しかし安心してください。1回の試験で全て合格する必要はなく、複数回の受験を通して合格しても良いですし、もちろん再受験も可能です。合格するためには絶対に合格したいという想い、適切な勉強方法、諦めない気持ちさえあれば誰にでも取得できる資格です。

高卒認定の受験科目

高卒認定の受験科目
②社会
→地理歴史から2科目(世界史A、世界史Bのどちらかで1科目)(日本史A、日本史B、地理A、地理Bで1科目)
→地理歴史から2科目(世界史A、世界史Bのどちらかで1科目)(日本史A、日本史B、地理A、地理Bで1科目)
③数学→(数学Ⅰ)
④理科※下記選択
→2科目受験(科学と人間生活 と 物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から1科目)
→3科目受験(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から3科目)
⑤英語→(コミュニケーション英語Ⅰ)

試験科目の一部免除ができる場合も

上記のカッコ内の科目を高校在籍期間中に取得、もしくは通信制高校、一部の全日制高校、定時制高校などで導入されている単位制の制度で単位のみ取得している場合、試験が免除されます。ただし、合格に必要な全ての科目について免除要件を満たしている場合、全ての科目の免除を受けていても高卒認定試験合格とはなりません。最低でも1科目は受験をして合格点を取って初めて高卒認定試験合格となります。免除申請をする場合、単位を取得した学校より【単位修得証明書】を作成してもらい、提出する必要があります。単位修得証明書作成は学校によっても違いますが、1週間から10日程度かかることもありますので、早めに単位取得した学校へ依頼をするようにしましょう。

トライ式高等学院ならオーダーメイドの学習プランで高卒認定を目指せる

トライ式高等学院では、高卒認定を取得したい人それぞれに合ったコースを考え、提案します。

・学力に不安がある方
・高校中退から数年経つが、高卒認定を取得したい方
・高校休学中・高校中退だが、同級生から遅れずに進学・就職したい方
・高卒認定を取得して、大学・専門学校を受験したい方
・社会人として働いているが、高卒認定がほしい方 など

トライ式高等学院では、一人ひとりの学力に合わせたオーダーメイドカリキュラム作成し、目標達成の実現をサポートしています。毎年多くの高卒認定合格者を輩出しており、その先の夢や目標を実現させた先輩が多数います。

最後に、トライ式高等学院の高卒認定コースの特徴をまとめています。少しでもご興味ありましたらお気軽にお問い合わせください。

・トライ式高等学院に通う生徒さんと一緒のキャンパスで指導や自習もできるため、イベントやキャンパス生活も体験できます。修学旅行や林間学校などへの参加も可能です。
・指導場所や時間を自由に選択できます。マンツーマンの指導は形式は、生活リズムや学力状況に応じて「通学型」「在宅型」「ネット型」から自由にお選びいただけます。
・キャンパス長が目標達成まで親身にサポートします。願書の提出期限や書き方等、相談窓口として何でも相談可能。
・マンツーマン指導以外にも、勉強方法のアドバイスや管理、希望者には1週間の予定表を作成しています。
・夢や目標は取得後に考えたいという方や、とりあえず高卒認定合格に向けて動き出す方もいるのでご安心ください。高卒認定合格後の進路に関する進路相談も可能。
・”教育AI賞”を受賞した「トライ式AI学習診断」や永久無料の映像授業「TryIT」など、万全の体制で成績アップをサポート。
・トライ式高等学院の連携校で単位を取得し、試験科目免除をすることも可能。過去にはこの制度を利用し、1回の試験で全教科合格、進学などの夢を最短で実現できた事例もあります。

「家庭教師のトライ」で培ったマンツーマン指導のノウハウを生かし、生徒一人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムでサポートするからこそ、無駄なく効率良く高卒認定合格を目指せます。現状の生活リズムや体調に合わせた学習プラン・サポートで、夢や目標を実現しませんか。無料の個別面談も実施していますので、まずはお気軽にご相談ください。

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