高卒認定試験とは?
高卒認定と高卒資格は同じもの?
「高卒認定」と聞くと「高卒資格」と混同しがちですが、実は大きく違います。高卒認定試験はあくまでも高校卒業者と同等の学力を認定するものであり、学歴上では【中学卒業】となります。高卒認定は、学歴を更新するというよりは、進学や就職試験など次のステップのために取得する資格であると考えてください。最終学歴が【高校卒業】となるのは高卒資格で、全日制・定時制・通信制のいずれかの高校を卒業することで得られます。
高卒認定と大検の違い
「高卒認定試験」と「大検」は同じものです。平成17年度より、大学入学資格検定(大検)は高等学校卒業程度認定試験という名称に変更されました。ただし、いくつか変更点があります。
- 試験科目が9科目から8〜10科目に(教育改定に伴う変化)
- 英語が必修科目となり、家庭等の科目が廃止
- 高校在学中も受験可能に
高卒認定を取得すると大学入試や国家試験が受けられる
高卒認定試験を取得し、満18歳以上となれば、大学入試や専門学校入試の受験資格を得ることができます。それだけでなく、公務員試験や国家資格の受験資格も得られますので、将来の選択肢が広がります。ただし取得しただけでは学歴は【中学卒業】のままとなりますので、基本的には次のステップへ進むことを前提として受験をお考えください。
高卒認定試験の概要
受験資格
受験する年度末までに満16歳以上となる方は受験が可能です。すでに高卒資格取得者、大検取得者、高認合格者は受験ができませんのでご注意ください。
試験科目
8〜10科目の合格で認定となります。国語、社会(3〜4科目)、数学、理科(2〜3科目)、英語で構成されます。
受験にかかる費用
| 受験科目数 | 受験料 |
|---|---|
| 7科目以上 | 8,500円 |
| 4科目以上6科目以下 | 6,500円 |
| 3科目以下 | 4,500円 |
受験願書に、日本郵政発行の収入印紙を上記金額分購入し、貼り付けて提出します。
試験日程・出願方法
高卒認定試験は年に2度、8月と11月に実施されています。出願期間は試験日よりも早く、8月実施分は4月〜5月上旬、11月実施分は7月から9月上旬に締め切られることが多くなっています。願書は文部科学省や各都道府県教育委員会などで入手でき、提出には願書だけでなく履歴書や住民票、試験科目免除に伴う書類も必要になります。出願期限ぎりぎりに動き出すと間に合わない可能性があるため、余裕をもって準備することをおすすめします。試験会場は全国47都道府県で開催されています。
高卒認定の取得は難しい?
高卒認定の全科目に合格することで資格取得となります。取得率が約40%と低いため難しい試験だと思われがちですが、実際には試験の範囲は中学から高校1年生くらいの基礎問題で、マークシート形式、合格点ラインは50〜60点前後と、内容から考えるとそれほど難易度が高いわけではありません。
取得率が低くなる理由は、8〜10科目に合格しなければならないという試験科目の数にあります。1回の試験ですべて合格する必要はなく、複数回の受験を通して合格しても良く、再受験も可能です。合格した科目は次回以降免除されます。
試験科目の一部免除ができる場合も
該当する科目を高校在籍期間中に取得している場合や、通信制高校・一部の全日制高校・定時制高校などの単位制の制度で単位のみ取得している場合、試験が免除されます。ただし、合格に必要なすべての科目について免除要件を満たしていても、最低でも1科目は受験して合格点を取らなければ高卒認定試験合格とはなりません。免除申請をする場合、単位を取得した学校より【単位修得証明書】を作成してもらい提出する必要があります。作成には1週間から10日程度かかることもありますので、早めに依頼するようにしましょう。
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