孟希ノ花さん

東京理科大学 基礎工学部材料工学科

西畑遼大さん

進学校に通っていましたが、いじめを受けたことをきっかけに不登校になり、高校2年の1月にトライ式高等学院に転校しました。国立大学を目指していましたが、勉強にブランクがあったので、志望校への進学は諦め、トライ式高等学院で高卒資格を取得し、大学は最低限どこかに進学できればと考えていました。しかし、ある先生から「諦める必要はない」と言われたことをきっかけに、失っていた勉強へのモチベーションが再熱しました。

そこから志望校をもう一度考え直しました。残り時間は少なかったので、受験科目を3科目に減らし、その中で材料工学を学べる一番レベルの高い東京理科大学を目指すことに決めました。通信制高校に変わってからは自由な時間が増えたので、 受験に必要な科目だけを重点的に学ぶことができ、他の塾に通う必要もありませんでした。僕は、自学習は集中力が続かず苦手だったので、毎日朝から夕方まで、キャンパスで勉強を済ませました。マンツーマンの良さは、先生の指導が全部自分だけに向けられる点です。集団授業は先生の注意が及ばないので、いくらでもさぼることができ、わからないことがあっても後回しにしていました。ところが1対1ではそのようなことが起こりません。

先生からは「コミュニケーション力も大事だ」と アドバイスを受け、積極的に友人とも交流しました。放課後一緒に遊び、前の学校では味わえなかった高校生らしい経験もできました。学力だけでなく体力もつき、総合的に自分に自信が持てたことが、合格につながったのだと思います。