加統和香菜さん

希望は失望に終わらない

加統和香菜さんお茶の水女子大学 生活科学部食物栄養学科

中学3年生の秋に摂食障害になり、内部進学で高校にあがったものの、学校が遠かったのもあり、毎日通うことが難しかった。気分の落ち込みが激しく、対人関係や学校へ行くことへの辛さもあった。学習習慣はあったが、授業に出席できないこともあり遅れを感じていた。体調面の心配から、国立受験はしなくてよいのではないかと全日制の高校の先生に勧められていた。
全日制の頃は、周りと比べて自分はできていないと感じていたし、受験で使わない科目にも周りに劣らぬよう時間を割いていた。トライに入学して、比較せず自分は自分の目標に集中すればよいとわかり、手を抜くところと頑張るところを選択して、学びを進められるようになった。そのため精神的にもかなり負担は軽減され、前向きに取り組み続けられた。
トライの先生たちは真面目に取り組んで結果を出すと褒めてくださった。人と話すことが苦手な自分にも明るく接してくださり、打ち解けられたことで質問もしやすく楽しく学びを続けられた。やみくもに大量の問題を解かなくてもよく、できないところをつきつめ、必要な問題を絞れば良いと言っていただき、気持ちが少し楽になって、自分のやり方を貫くことができた。
高3の夏ごとの模試の結果が振るわず、目標を下げること、下げて推薦対策を始めるか、キャンパス長に相談したところ、どうしたら一番後悔が残らないかを共に考えてくれ、第一志望を目指し続けることを決めることができた。その時に諦めなくて良かった!

一人ひとりを近くで見守り、なんでも褒めてくださる先生方に囲まれ、友達とは励ましあい、比べることなく、自分のペースでよいと思える環境であったからこそ、最後まで目標を諦めずにやり切ることができたと感じています。思い切って環境を変えたことが自分にとっては良かった!!
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