泉奈津さん

なるようになる

泉奈津さんフェリス女学院大学 国際交流学部国際交流学科 


私は高2の終わり頃、摂食障害のため、前籍校での卒業が見込めずトライに転学しました。最初は環境の変化や精神的な要因もあり、集中して学習に取り組めず、泣いてばかりで勉強が進みませんでした。私は自己肯定感が低いのですが、英語の先生がいつも明るく、大きな声で元気に授業をしてくださり、「さすが!すごい!立派!」とたくさんのポジティブな言葉をかけてくださり、少し自分を認めることができるようになりました。また、自分で計画を立ててコツコツやることは好きだったので、セミナーや面談、授業を通して、次第に意欲的に取り組めるようになりました。ある時面談で、「気持ちの浮き沈みが激しく、集中できない日が多いがどうすればよいか」という相談をした際に、「休む時には休んだ方が良い」という言葉をもらって驚きました。それまでは、「やらない=悪」というイメージでしたが、自分に合った勉強スケジュールを模索することも大切だと感じました。通信制高校に入学するということは、ある意味「普通」とは違う道を選ぶことであり、特に私は“人と同じこと”で安心してきた人間だったので、本当にこれで良かったのかと、沢山悩んで後悔もしました。しかし、トライで日々を過ごしていく中で、転校しなければできなかった経験や出会えなかった方々がいるのだと思うようになりました。さらに、「留学して将来海外で生活する!」という強い意志を持つことができるようになったことは、周りに流されていた過去の自分では持てなかった目標だと思います。「自分は自分なんだ」という意識をトライで培うことができました。
私はトライに転校したのが遅く、精神的にも不安定でした。しかし、転校時期など関係なく、先生やスタッフの方は親身に支えてくださり、今では大切な居場所となりました。どんなにどん底だと感じても必ず光はあると思います。自分を追い詰めることなく、楽しんでください。
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