私は、中学1年生の時に生活リズムの崩れ、そしてメンタルの不安定から中学校に通うことができませんでした。学校はおろか家から出られない時期もあり、人と接することにも抵抗を感じていました。ただ漠然と「大学進学はしたい」と考えており、独学で勉強を続けていましたが、何もやる気がせず勉強も思うようにできていませんでした。
そのような中で、進学先の候補として多くの高校を見学し、大学受験に向けて自分のペースに合わせて効率良くできること、また社会性を身に付ける上で大切な行事や生徒同士の交流があること、その2点が一番両立できそうなトライ式高等学院に入学を決めました。
トライの先生との出会いが私の高校生活の全てと言っても過言ではありません。本当に多くのことを学ばせていただきました。
中学レベルから大学レベルまでの勉強を、マンツーマンで3年間ずっとつきっきりで教えていただきました。私の性格や考え方を理解そして尊重いただき、自分に合ったやり方で教えてくれました。マンツーマンの最大の利点は、60分全て先生を独り占めできるところです。プロの先生の教養と知識、そしてパッションが全て自分に注がれるため、とても合理的でかつ効率が良いと実感しました。自分の学習進度はもちろん、体調やメンタルの調子に合わせて授業の声がけや進め方を柔軟に変えてくれる先生方がとても心強くありがたかったです。また全日制のような集団授業とは違い、他の人との授業内容も違えば、目標も違うため、他人と比較することがあまりなく、おのずと自分と向き合えるのでメンタル面でも強くなりました。おかげさまで落ち着いて自分を客観視することもでき、目標を達成することができました。
授業の進め方について、科目にもよりますが、私の場合は基本的に授業ではインプットをメインで内容を教えていただき、宿題などの課題を通して習った内容をアウトプットするというサイクルで進めていきました。入学前はこの授業時間で足りるのかな、と不安に思いましたが、実際に大学受験を乗り越えた先輩方がトライ式高等学院だけで対策している姿に励まされましたし、マンツーマン授業のトライだからこそ実現できる受験対策でした。
受験期は不安や迷いから入学して最も落ち込んでしまいましたが、キャンパス長が「冴菜ちゃんなら乗り越えられるとおもう」と強く言ってくれて、最後まで信じてくださったことが印象に残っています。とってつけた言葉ではなく、私の3年間の努力や葛藤を常に見てくださったキャンパス長の言葉だからこそ、この言葉が重く、心打たれたことを覚えています。この言葉を胸に、受験を走り抜けることができました。
正直今のような元気な状態で高校生活を楽しめるようになるまでは、多くの時間がかかりました。大きな転機は、国内英語留学の参加です。勇気を出して行動を起こした先には、大きな収穫があることを学びました。克服したいことがあるなら、思い切って行動をしてみてください。周りの人に助けを求めてみてください。トライには手を差し伸べてくれる人がたくさんがいますよ。
今後は、大学4年間のリベラルアーツの学びの中で自分の人生の指針を決めることが目標です。そして海外に移住してみたいな、とも考えています。
トライでの学校生活を通して、3年前の自分からは想像もできないような本来の自分の姿に戻ることができました。ありのままの私を受け入れてくれるお友達に出会えたこと、私の良いところを認めてくださり、それを伸ばすためのサポートをしてくれる先生やキャンパス長やスタッフさんがいらっしゃったこと、人と人の繋がりの温かさを知った3年間でした。これを読んでくれる皆さんが、それぞれの人生を描いていけるよう願っています。