「大学に行きたい」という夢はありましたが、人と関わることと勉強についていくことが不安で、中学校に通えませんでした。トライに入ってからも、将来に希望を持てなくなるときがありました。そんなとき、先生から「幸せになるために生きてるんだよ！！！」と言われました。言われたときは、正直あまりよく分かりませんでした。でも、その後、辛いときに必ずこの言葉を思い出し、「今、辛いのは幸せになるために必要だからだ」と思って乗り越えていくようになっていました。
トライでの日々では多くの人と関わり、様々な考え方や価値観を知ることができました。真剣な話、くだけた話題、いろんなことをお話できたおかげで、辛さや孤独感に押しつぶされず、キャンパスにいる間は安心できました。また、年齢を重ねるにつれて、指摘してもらえる機会が少なくなるので、先生方から学習・学習面以外のことについてもアドバイスをもらえることはすごく嬉しく思いました。私にとって、マンツーマンの授業で一番重要なことがこのことでした。学習に関しても、それまでとは違う視点を探せるようになり、視点を変えて物事をみると、苦手だったことが好きになるということもありました。こうした他者の意見を受け入れて実行して成長することにより、以前よりも人を信じられるようになりました。人を信じられることで、自分自身の考え方も前向きになりました。
私の将来の目標は「世界から飢餓をなくすこと」です。そのために、大学で農学を学び、青年海外協力隊に参加し、その後も途上国の食料生産に貢献したいと考えています。大学受験ができるということでトライを選びましたが、日々やってきたことは、多くの人と関わることでした。こんなに多種多様な人がいられる空間は珍しいと思います。大学合格に直結しないと思われるかも知れませんが、たくさんの人と関わることで、将来に対してもポジティブになれました。トライでたくさんの人と関わってみてください！
「急がば回れ」＝物事は慌てずに着実な方法をとることが結果的にうまくいくということ。