清水 亮佑さん

起立性調節障害と付き合いながら

清水 亮佑さん立命館大学 国際関係学部

 私は、中学生の時に起立性調節障害という病気になりました。学校の勉強についていけなくなったり、やりたいことがあってもできなかったり、身体的にも精神的に辛かったです。なので、初めてトライでキャンパス長と面談した時、自分の病気について知ってくれて、辛さに共感してもらえたことが嬉しかったのを覚えています。「起立性調節障害に打ち勝つ」のではなく「共存して付き合っていく」という道を提案してくださったことに勇気をもらいました。
 トライに入学して良かったと感じたのは、完全マンツーマンの授業だったことです。臨機応変に対応していただけて、体調が優れないときでもオンラインで授業を受けることができました。また、自分に合った授業を先生と共に作ることができ、自分に適した勉強ができたと感じています。先生と近い距離感で、適度にリラックスしながら授業を受けられたことも、私にとっては嬉しかったです。
 大学入試に向けて、私が取り組んだことは大きく2つあります。1つ目は、学習時間を大幅に増やすことです。平日は6時間、休日は7時間を目安に勉強していました。最初から頑張りすぎるのではなく、徐々に勉強時間を増やしていくことを意識していました。その結果、体調を崩すことなく学習習慣を身に着けることができました。2つ目は、先生や先輩など複数の人からアドバイスをもらうことです。担当の先生の話だけでなく、先輩や他の先生方の意見も聞いて、自分に合った勉強スタイルを見つけることができました。中学生の頃には、何をやっても報われないと感じ、完全に意欲を失ったこともありました。しかし、トライに入学して、目標がはっきりしたことで、目標を達成するため勉強にも前向きに取り組むことができました。
 私は勉強だけでなく、様々なイベントにも積極的に参加しました。文化祭や運動会を通じて友達ができたり、弁論大会やプレゼン大会を通じて精神的な強さが身についたり、心身ともに成長したことを実感できました。すぐに起立性調節障害を克服しようと焦るのではなく、徐々に病気と付き合っていく方法によって、自分のしたいことをできるようになりました。それは、キャンパスという環境があったからだと思います。通学習慣を通じて生活リズムが改善され、体調も良くなりました。
 これからは、「メディアと国際関係」を軸に色々な文化や言語を学ぶことで、情報の面から国を支えられる人になりたいです。また、体調を整えて元気に過ごし、世界中を旅できたらいいなと思っています。
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