トライ式高等学院オフィシャルブログ
宮城 仙台校ブログ記事
2015年10月6日
仙台校ブログ
みなさん、こんにちは。
トライ式高等学院仙台校では、裁判の傍聴に行ってきました。集まってくれたのは、生徒のこどもたち、保護者の方々、引率の先生あわせて、１３名。
東京都、大阪市、名古屋市、広島市、福岡市、仙台市、札幌市、高松市の、全国8箇所に本庁が設置されている高等裁判所。そのうちのひとつ、仙台高等裁判所は、仙台駅前からバスで1本、１００円の距離にあり、そこに今回受け入れてくれた仙台地方裁判所は併設されています。
学生の裁判所見学や裁判傍聴も好意的に受け入れてくれて、当校では総合学習の一環として総合の単位にもなりますが、道徳教育として倫理観を養うのにも、非常に素晴らしい環境が身近にあるといえます。
見学内容は以下の通り。
⑴ 裁判所・裁判員制度説明
⑵ 空き法廷見学・法廷説明
⑶ 資料展示室見学
⑷ 刑事裁判傍聴
資料を用意していただき、スライドで説明を受けて、基礎的な情報を教えてもらいます。その後、法廷内の見学の許しを得て、見て、触れるだけでなく、法服試着体験なんてこともさせてもらいました。全体的に写真撮影は限られますが、その時だけは撮影OKで、今回載せたのはその時の写真です。
終わってみると、生徒ひとりひとり、心に響くものがあるようで、どこか顔が引き締まってみえました。遊びや演技ではない、本物の裁判が、テレビや漫画ではない、数メートル先の本当に目の前で行われるのですから、当然かもしれません。
「あれ、本当の裁判だったんですか？ てっきり演技なんだと思ってました」
ある生徒からは、そんな言葉が出るほど、非現実的で、自分がまさか目の当たりにしているとは思えないようなことなのでしょう。それでも「また是非行きたい」という声が出るのですから、不思議なものです。
机に向かい、知識を覚えるのではなく、非現実的な現実と向き合い、体験、経験として、なにかが確かに生徒の身にしみた。そんなことを実感できる１日でした。
